自然の生薬(しょうやく)を使った漢方薬はその独特な味が苦手な人も多いです。
普段、漢方薬を服用している人はどのように対策しているのでしょう。

漢方の服用の仕方

漢方は食べ物・飲み物の影響を受けやすいことから食前もしくは食間の空腹時に服用します。
吐き気等で気分が優れないときには食後の服用でも可能です。

漢方は一般的に漢方薬の顆粒をお湯で溶かしてから、ゆったりした気分で飲むと良いとされています。

漢方と白湯

水も白湯にして顆粒を溶かして服用するとより効果が期待できますが、体調が優れないとき等はお水で服用します。

白湯は、一度沸騰させたお水を40度前後に冷ましたものが望ましいです。
※沸騰させることで、水に含まれる不純物が消えて、漢方を服用するときの口当たりも良くなります。

また白湯は体内の温度も上昇させて血流が良くなり、漢方の吸収も早くしてくれます。

味覚のメカニズム

人は、舌にある味蕾(みらい)という器官で味を感じ取ってニューロン(神経細胞)を通して脳で「苦い」と感じることができます。

つまり味蕾に漢方薬が触れなければ、漢方独特の味を味わわずに済むのです。
※鼻からぬける匂いはあります。

漢方の服用の仕方

●舌で味を感知しないようにする

漢方薬は味蕾に触れないように、水を口に含んでから漢方薬を注いで、一気に飲み込みます。

このときうがいの要領で顔を上に傾けたまま、漢方薬を注いでそのまま飲み込むとより味わわずに済むようです。

オブラートを使用する

オブラートの中でも袋状のもの使用します。
漢方薬は包むように入れて、飲み込みにくい時は漢方薬を複数に分けて服用します。

このとき、オブラートに包んだ漢方薬は、オブラートの上部を掴んで下部を浸してから水で服用すると良いという意見もありました。

※ゼリー状のオブラートは不向きです。より漢方の味を強く感知させてしまうことがあります。
ゼリー状のオブラートは錠剤向きです。

らくらく服薬ゼリー漢方薬用

いちごチョコ風味といった「らくらく服薬ゼリー漢方薬用」はドラッグストアでもよく見かけます。

漢方薬用に作られたゼリーは、漢方薬の吸収への影響も少なく、漢方の苦味がチョコの甘みで緩和されるので子供の漢方薬の服用にも最適です。

カプセルの場合

西洋薬でもよく使用されるカプセルは、ドラッグストアの他にもLOFTや東急ハンズでも購入可能です。

ただし、漢方薬をきれいに入れるのはとても大変で、ものによっては個数も6個といった大量のカプセルが必要になり服用も大変なことがあります。

氷砂糖

子供が特に苦手な漢方薬の服用には、砂糖水であれば比較的飲みやすいこともあります。
服用した後に小さな氷砂糖で味を緩和させるのもおすすめです。

それでも服用できない場合は、ヨーグルトに砂糖を加えたものであれば健康になりながら美味しく服用することができます。

他にも薄めた麵つゆと一緒に服用させることで独特な味を避けた人もいました。

漢方薬の服用のアレンジには

漢方薬は飲み物の影響も受けやすく、特にコーヒー・お茶にも含まれているタンニンには薬の吸収を遅らせる作用があります。
※牛乳・ジュースも同様です。

そのため漢方の専門店でも、漢方薬の服用の仕方には注意しているところもあります。

どうしても服用できない・気持ちが悪くなる等の場合は、漢方のお店の人や処方してもらった先生にも相談して服用の仕方も考えましょう。