むくみには漢方で立ち向かおう

むくみは女性の天敵として、長年悩まれているものの一つです。
むくみの原因は様々ですが、多くの原因は正常に水分が循環出来ていなかったり、冷えによって引きおこるものです。漢方は、自然治癒力を高め、体の循環を正常に整えるものがほとんどなので、漢方を上手く使うことで、むくみを取りながら健康になることも可能なのです。
今回は、むくみにおすすめの漢方を紹介します。その漢方を元に、初めのうちや、薬や漢方をすでに服用している場合に関しては、医師や専門医への相談の上、試してみましょう。

むくみでお悩みの方におすすめの漢方

・当帰芍薬散(トウキシャクヤクサン)
血行を良くし、体を温めてくれる漢方薬です。ホルモンバランスを整えるのも助けてくれるので、むくみだけでなく、生理痛や生理不順などにも効果的です。
【ブレンドされている生薬】
当帰(トウキ)
川芎(センキュウ)
芍薬(シャクヤク)
蒼朮(ソウジュツ)か白朮(ビャクジュツ)
沢瀉(タクシャ)
茯苓(ブクリョウ)

・防已黄耆湯(ボウイオウギトウ)
肥満によって水分が溜まり、それが原因で冷えやむくみにつながっている人におすすめの漢方薬になります。体内の水の流れを正常にしてくれる働きがあります。
【ブレンドされている生薬】
防已(ボウイ)
黄耆(オウギ)
蒼朮(ソウジュツ)か白朮(ビャクジュツ)
生姜(ショウキョウ)
大棗(タイソウ)
甘草(カンゾウ)

・五苓散(ゴレイサン)
尿や汗などで上手くいらない水分を発散できていない時に使える漢方薬です。
水を飲んでも汗をかかない、トイレの回数が少ないという人でむくんでいる場合はこの漢方薬を選びましょう。
【ブレンドされている生薬】
猪苓(チョレイ)
茯苓(ブクリョウ)
蒼朮(ソウジュツ)か白朮(ビャクジュツ)
沢瀉(タクシャ)
桂皮(ケイヒ)

・防風通聖散(ボウフウツウショウサン)
便秘で悩んでいる方におすすめする漢方薬です。
胃腸に潤いがなく、なかなかうまく不要な水分を排出できていない場合はこの漢方薬を選びましょう。
【ブレンドされている生薬】
防風(ボウフウ)
黄ごん(オウゴン)
大黄(ダイオウ)
芒硝(ボウショウ)
麻黄(マオウ)
石膏(セッコウ)
白朮(ビャクジュツ)
荊芥(ケイガイ)
連翹(レンギョウ)
桔梗(キキョウ)
山梔子(サンシシ)
芍薬(シャクヤク)
当帰(トウキ)
川芎(センキュウ)
薄荷(ハッカ)
滑石(カッセキ)
生姜(ショウキョウ)
甘草(カンゾウ)

・真武湯(シンブトウ)
冷え性や新陳代謝が落ちることによって起こるむくみにはこの漢方薬がおすすめです。冷えによってお腹を壊してしまう方にも効果的です。
【ブレンドされている生薬】
附子(ブシ)
茯苓(ブクリョウ)
蒼朮(ソウジュツ)または白朮(ビャクジュツ)
芍薬(シャクヤク)
生姜(ショウキョウ)

・八味地黄丸(ハチミジオウガン)
体が弱ることによって起こる冷えが原因でむくむ方にはおすすめです。この場合、むくみだけでなく、腰痛や下半身の不調などが出やすくなりますが、それにも効果の出やすい漢方薬になります。
【ブレンドされている生薬】
地黄(ジオウ)
山茱萸(サンシュユ)
山薬(サンヤク)
茯苓(ブクリョウ)
沢瀉(タクシャ)
牡丹皮(ボタンピ)
桂皮(ケイヒ)
附子(ブシ)

デトックス食材を使った薬膳レシピ3選

わたしたちの体内にはいつの間にか毒素をため込んでいます。毒素が体にたまって滞るとダイエットがうまくいかなかったり、いらいらしたり、血の巡りが悪くなることもあります。薬膳食材のデトックス効果で体の毒素を排出して体を軽やかに保ちましょう。

うどと菜の花の酢みそ和え

【材料】
うど…1本
菜の花…1束
白みそ(なければ普通のみそ)…大さじ2
みりん…大さじ1
酢…大さじ1

【作り方】
1.うどは厚めに皮をむいて5㎜幅に切り、3㎝の長さにします。酢(分量外)を少々加えた水に15分ほど浸けてアクを抜き、サッと茹でてザルに上げておきます。
2、菜の花は食べやすい大きさに切ってサッと茹でて軽く水分を絞ります。茹ですぎに注意しましょう。
3.ボウルに白みそ、みりん、酢を合わせてよく混ぜ合わせて酢味噌を作ります。茹でた野菜を加えてざっくり混ぜ合わせて出来上がりです。

実は春はデトックスにぴったりな季節です。冬にため込んだ脂肪や水分を体外に排出するには春の野菜が一役買ってくれます。菜の花やウドはともにデトックス効果が期待できる野菜です。

ウドの独特な香りは「ジテルベン」と呼なれ、疲労回復や不安定な気分を落ち着かせる作用があります。また、生濃度には多くのカリウムが含まれていて、体内の余分なナトリウムを排出する効果があります。むくみが気になる人はぜひ押さえておきたい野菜です。さらに体内で不足すると疲れやすく抵抗力が弱まる「アスパラギン酸」も比較的豊富に含まれているため、新生活で疲れがたまった体にうれしい一品です。

むくみ予防に効く冬瓜の煮物

【材料】
冬瓜…600g(1/8カットくらいを一口大にしたもの)
しょうが…1個
片栗粉…大さじ1
だし…300cc
酒…大さじ1
みりん…大さじ1
醤油…大さじ1

【作り方】
1.冬瓜は皮をむいてわたを取り、4㎝角に切ります(皮はきんぴらに使うのでとっておきます)。しょうがは皮をむいて千切りにします。
2.鍋に湯を沸かして冬瓜を下ゆでします。下茹ですることでアクが抜け、青臭さもなくなり味が染み込みやすくなります。
3.海老は皮をむいて背ワタを抜き、粗く刻んで酒を振っておきます。
4.出汁を鍋に入れ、下ゆでした冬瓜を入れて酒、みりん、醤油を入れます。刻んだえびを入れて10分程煮ます。途中アクが出たらすくいます。
5.冬瓜の中まで味が染みたら片栗粉を水で溶いて加え、とろみを付けます。しょうがを飾って出来上がりです。

冬瓜は低カロリーで水分を多く含み、喉を潤す働きかある夏の野菜です。カリウムをたっぷり含んでいるため効率的に水分を体外に排出する手助けをしてくれます。

冬瓜の皮のきんぴら

【材料】
冬瓜の外皮…適量
酒…大さじ1
黒砂糖…大さじ1
醤油…大さじ1
オイスターソース…大さじ1
みりん…大さじ1/2
白ゴマ…大さじ1
七味…お好みで

【作り方】
1.冬瓜の外皮を千切りにします。
2.フライパンにごま油をひいて冬瓜の皮を炒め、調味料を入れて水分を飛ばすように炒めます。仕上げに七味と白ゴマを振って出来上がりです。

冬瓜の皮は捨ててしまいがちですが、千切りにして傷めることで食べやすいきんぴらになります。食物繊維たっぷりです。