六味地黄丸とは

六味地黄丸(ロクミジオウガン)は、体足腰関係の痛みや、排尿関係の異常など、弱った体のサポートに使える漢方薬です。
六味地黄丸には、地黄(ジオウ)、山茱萸(サンシュユ)、山薬(サンヤク)、茯苓(ブクリョウ)、沢瀉(タクシャ)、牡丹皮(ボタンピ)がブレンドされています。ここに、桂皮(ケイヒ)と附子(ブシ)を加えた八味地黄丸という漢方薬もありますが、体ののぼせなどには六味地黄丸がおすすめできます。
六味腎気丸または六味丸とも呼ばれ、腎気とは、腎を指します。腎とは、東洋医学で泌尿生殖器を意味します。

六味地黄丸の漢方について

・地黄(ジオウ)…マノハグサ科アカヤジオウの根からなる漢方です。滋潤作用を持っています。滋潤とは、潤いを持たせるという意味で、血液を含む体全体に栄養を与えてくれる力があります。
・山茱萸(サンシュユ)…ミズキ科サンシュユの果実か果肉から出来る漢方です。滋養強壮薬に使われており、インポテンツや脚気などに使用されます。
・山薬(サンヤク)…ヤマイモ科ヤマイモまたはナガイモの根茎から出来る漢方です。食用にするものと同じで、一般的には、自然薯と言われています。体を元気にしてくれるほか、食欲がない時や糖尿など、様々な使用用途があります。
・茯苓(ブクリョウ)…サルノコシカケ科マツホドの菌核を輪切りにしたものです。胃腸を整えてくれる作用があり、むくみや下痢など、体内の水分に関係するものを調整してくれる漢方です。
・沢瀉(タクシャ)…オモダカ科サジオモダカもしくはそれに近い植物の根茎から出来ます。利尿や止渇薬として使用されています。他にも、小便不利や口渇など、体の水に関係する箇所をコントロールしてくれます。
・牡丹皮(ボタンピ)…キンポウゲ科ボタンの根皮から出来る漢方です。頭痛や腹痛、生理痛などの痛みを和らげてくれる作用を持っています。

六味地黄丸の主な効能

泌尿生殖器系に良いとされる漢方なので、尿量減少または多尿などでお悩みの方にはおすすめです。他にも、なかなか取れない疲れやだるさ、糖尿病や前立腺肥大、高血圧などにも使用できます。
体を温める漢方ではないので、冷え性の人ではなく、熱がりの人におすすめする漢方になります。この漢方は、年配の方に良く使われています。

六味地黄丸を飲む際の注意点

まず、漢方は何を飲むにしても、持病のある人、薬を飲んでいる人は医師や専門医に確認しておいてください。これは、市販薬の場合も含みます。
また、冷えることが悩みの人にはおすすめできない漢方なのでそういう場合は八味地黄丸を使ってください。また、胃腸が弱い人や、お腹の調子が悪い人は負担が大きくなってしまうので使用を控えましょう。

六味地黄丸の飲み方

漢方薬の場合は、基本的に食前か空腹を感じた時の食間に飲みます。
顆粒の場合は、お湯で溶かしてから飲みます。これは、水でも構いませんが、常温の水をおすすめしてます。
食欲がない場合や、吐き気がある場合は、胃の負担も考えて食後にしても大丈夫です。

六味地黄丸で考えられる副作用

六味地黄丸を服用したときに考えられる副作用は、胃がムカムカしてしまったり、食欲がなくなることです。これ自体あまり起こることは無く、起こったとしても次第に慣れていきます。
腹痛や下痢等がある場合は、体質に合っていないこともあるので、医師や専門医への確認をする必要があります。