排膿散及湯とは

排膿散及湯(ハイノウサンキュウトウ)は、皮膚病、歯肉炎、歯槽膿漏などの腫れ、炎症を静めてくれる漢方薬です。
ブレンド内容は、排膿散及湯には、桔梗(キキョウ)、枳実(キジツ)、芍薬(シャクヤク)、大棗(タイソウ)、生姜(ショウキョウ)、甘草(カンゾウ)です。排膿と名前にもなっている通り、膿を出してくれる作用がある漢方をふんだんに取り入れ、さらに枳実や芍薬などの痛みや炎症を和らげる漢方が入っています。

排膿散及湯の漢方について

・桔梗(キキョウ)…キキョウ科多年草キキョウの根で出来ています。それを、水洗して小さな根を取り除きます。そのまま乾燥して使用するか、もしくはコルク層を取り除いて乾燥させたものを使用します。去痰作用や鎮咳作用があるため、喉の痛みがあるときなどに使用すると効果的です。
・枳実(キジツ)…ミカン科ダイダイもしくはそれに近い植物の未熟果から出来ています。便秘でお悩みの人を助けてくれる漢方です。
・芍薬(シャクヤク)…キンポウゲ科・ボタン科シャクヤクもしくはそれに近い植物の根から出来ています。肝臓の働きを強めてくれて、体が疲れている時などにも有効な漢方です。
・大棗(タイソウ)…クロウメモドキ科ナツメの果実で、漢方薬では様々な成分同士衝突を防ぐために使用されています。そのため、様々な漢方薬に入っている漢方です。
・生姜(ショウキョウ)…ショウガ科ショウガの根茎で、発散作用があります。さらに、健胃作用もあるため、吐き気などを静めてくれます。
・甘草(カンゾウ)…マメ科ウラルカンゾウもしくはそれに近い植物の根から出来ます。甘みのある漢方なので、甘み付けとしても良く様々な漢方薬に使用されています。

排膿散及湯の主な効能

皮膚の腫れや炎症を静めてくれる作用があります。皮膚病、歯肉炎、歯槽膿漏などの腫れを抑え、炎症を静めてくれます。
他にも、ニキビなどの赤みにも有効です。

排膿散及湯を飲む際の注意点

まず、漢方は何を飲むにしても、持病のある人、薬を飲んでいる人は医師や専門医に確認しておいてください。これは、市販薬の場合も含みます。
他にも、心臓や血圧などに負担をかけてしまうため、心臓病、高血圧などの病気や症状が出ている人は注意が必要です。また、甘草の摂取しすぎによって偽アルドステロン症の副作用が出る場合があります。他の甘草を使った漢方薬の併用は、飲み合わせとしておすすめは出来ないので注意してください。

排膿散及湯の飲み方

漢方薬の場合は、基本的に食前か空腹を感じた時の食間に飲みます。
顆粒の場合は、お湯で溶かしてから飲みます。これは、水でも構いませんが、常温の水をおすすめしてます。
食欲がない場合や、吐き気がある場合は、胃の負担も考えて食後にしても大丈夫です。

排膿散及湯で考えられる副作用

排膿散及湯を服用した際に考えられる副作用は、胃がムカムカしてしまったり、吐き気などを感じることです。めったに出ることはないですが、甘草を含む他の漢方薬と併用して飲むと、甘草の摂取しすぎによって偽アルドステロン症の副作用が出る場合があります。その場合は、むくみやしびれが出てくるので、すぐに医者へ連絡をしてください。