眠剤の変わりになる漢方

ストレスや不安、冷えなど、様々な理由で不眠の悩みを抱える人は多くいます。
そういった場合に、そうしても眠剤に頼りがちです。しかし、眠剤は寝るには効果的でも、その副作用として起きた時に脱力感を感じたり、眠気がなかなか取れず、朝起きるのに苦労します。
それだけ体に負担のかかるものなので、出来れば自然治癒力を使うことで眠ることをおすすめします。それが出来ずに悩んでいる場合、漢方薬が最適です。
心にも体にも働きかけてくれる漢方薬は、自然と心地のいい睡眠へと導いてくれるでしょう。なかなか効かない場合などは、体質によって変わってくるので専門医に相談してみてください。

眠剤代わりにおすすめの漢方

・酸棗仁湯(サンソウニントウ)
色々気を使ってしまったり、目が行ってしまうような繊細な心を持っている方におすすめの漢方薬です。
鎮静作用があるため、気持ちを落ち着けてゆっくりと眠れるようになるでしょう。
【ブレンドされている生薬】
酸棗仁(サンソウニン)
知母(チモ)
茯苓(ブクリョウ)
川芎(センキュウ)
甘草(カンゾウ)

・半夏厚朴湯(ハンゲコウボクトウ)
情緒不安定になったり、ヒステリーになったりと気持ちが焦ってしまったり、不安になって眠れないときにおすすめの漢方薬です。気分が落ち込みすぎて、動悸やめまいを感じた場合にも使用できます。
比較的よく処方される漢方薬でもあり、効き目もあり副作用がほとんどないので知っている方も多い漢方薬です。
【ブレンドされている生薬】
半夏(ハンゲ)
厚朴(コウボク)
茯苓(ブクリョウ)
蘇葉(ソヨウ)
生姜(ショウキョウ)

・加味帰脾湯(カミキヒトウ)
不安や悩みが多く、考えすぎて眠れない場合におすすめの漢方薬です。気持ちだけに働きかけるのではなく、ストレスで弱った胃腸や、貧血などにも効果を発揮してくれます。
【ブレンドされている生薬】
人参(ニンジン)
蒼朮(ソウジュツ)か白朮(ビャクジュツ)
茯苓(ブクリョウ)
甘草(カンゾウ)
生姜(ショウキョウ)
大棗(タイソウ)
酸棗仁(サンソウニン)
竜眼(リュウガン)
遠志(オンジ)
当帰(トウキ)
黄耆(オウギ)
木香(モッコウ)
柴胡(サイコ)
梔子(シシ)

・八味地黄丸(ハチミジオウガン)
年配の方が使う漢方薬で、比較的体力のない方でも使用できるものです。
なかなか疲れが取れなかったり、夜中にトイレで起きてしまうなどが悩みの場合にはおすすめの漢方薬になります。どちらかと言えば冷え性の人におすすめ出来るので、のぼせ気味の方などは避けましょう。
【ブレンドされている生薬】
地黄(ジオウ)
山茱萸(サンシュユ)
山薬(サンヤク)
茯苓(ブクリョウ)
沢瀉(タクシャ)
牡丹皮(ボタンピ)
桂皮(ケイヒ)
附子(ブシ)

・桂枝加竜骨牡蛎湯(ケイシカリュウコツボレイトウ)
体を温めて血の巡りを正常にしてくれる漢方薬です。寝ても、悪夢を見てしまうと悩んでいる方にもおすすめ出来ます。
子供のおもらし防止にも使われる漢方薬で、ぐっすりと深い眠りへと導いてくれるでしょう。
【ブレンドされている生薬】
桂皮(ケイヒ)
竜骨(リュウコツ)
牡蛎(ボレイ)
芍薬(シャクヤク)
生姜(ショウキョウ)
大棗(タイソウ)
甘草(カンゾウ)