漢方とは自然にある植物や鉱物に含まれる薬成分を配合したものです。その中でもツムラの漢方は業界シェアの80%を占めています。

ツムラとは

ツムラは漢方の会社です。
1893年に創業し、今では業界の80%を誇っています。

そしてツムラの売上の95.5%は医療用漢方剤です。
高齢者・女性・がん治療(支持療法・緩和ケア)を重点3領域として社会的課題の貢献に努めています。

近年はKAMPOを日本から世界に向けて発信して、ツムラグループの技術・ノウハウを米国で開発、市場の反応を見て中国への新規ビジネスにも挑戦しています。

漢方薬と体質

漢方薬は、その人の体質によって効果の程度も変わります。
たとえば体力普通程度の人に合った漢方や虚弱体質の方向けの漢方もあるのです。

その体質・症状を見極めのためには漢方に詳しい医師が必要となります。
症状も本当に必要な効能はどれなのかを見極めなければ十分な効果が得られません。

漢方自体は自分で購入できるものもありますが、飲み合わせ等も注意しないと、他の薬との成分によってはその成分を摂取し過ぎてしまったり、症状を悪化させてしまうこともあります。

漢方は処方箋があれば保険が適用となることからも漢方を扱っている医療機関で処方してもらうことをお勧めします。

漢方が向いている人とは

漢方は自然由来でできていることから、それぞれ味が異なります。
その独特な漢方の味は苦手という人も多いです。

しかし最近では比較的飲みやすく改良されたエキス剤もあります。

また漢方薬の効果は穏やかで、その分副作用も少なく体にやさしい薬となっています。
特に女性にとっては、ホルモンや自律神経を整えたり、血行を良くして体を温めることで体全体の調子を整えることができます。

そして自己治癒力を高めることで薬がなくても自分の体で体調を整えることに期待できます。

冷え性や肩こりにもツムラの漢方がおすすめ

肩こりは西洋医学で「異常が無い」と診断されます。
日本女性によくみられがちな冷え性も西洋医学では病気とはみなされないのです。

そのため肩こり・冷え性には治療法がありません。
こういった西洋医学にはない治療にも東洋医学では病気として扱うことができます。

よって東洋医学では肩こり・冷え性も「体の変調・病気」として治療し、体温を調節する自律神経の働きを高めたり、血流を良くすることで症状を改善させることができます。

イライラ、不安感、動悸、頭痛にも漢方が効く

普段の生活には必要な感情でも、度を越せば生活に支障をきたすこともあるイライラ・不安感といった感情も実は漢方で症状を抑えることができます。

ストレスやダイエット、更年期障害等では崩れがちなホルモンバランスも、漢方薬でホルモン分泌や自律神経を整えることで症状が軽減されることもあります。

他にも女性特有の生理前のイライラや頭痛、下腹部痛、だるさも漢方薬が効果を発揮します。

痛みが酷い場合は即効性がある鎮痛薬と共に普段から漢方を服用して体調を整えましょう。

漢方に向いている症状例

・自律神経失調症や軽いうつ状態・不眠症
・便秘
・腰痛
・妊娠中のつわり、便秘など)
・慢性的な疲労

以上のように女性特有の症状や子供・お年寄りにもやさしい漢方薬は、手術後のちょっとした症状にもゆっくりと治療できます。

漢方薬は食べ物・飲み物と摂取することで効きにくくなることから空腹時に服用し、服用後も30分は食べ物・飲み物をとらないようにしましょう。

妊娠中の体調不良には漢方を

妊娠中にも風邪をひいたり、花粉症がひどかったりと、体調が優れないこと、体調面で辛い思いをすることというのも考えられます。普段ならば薬などを使って問題なく解決していたことも、妊娠中となるとかなり制限をされてしまいます。
そこで、漢方薬によって内側から体調改善をしていくことをおすすめします。漢方薬ならば、自然のものを使用しているので体への負担が少なく、優しく働きかけてくれるでしょう。
しかし、妊娠中は体がいつもより繊細な状態になるので、かならず専門のお店や、漢方を専門とする病院へ行って、相談してから使用してください。
また、効果は比較的優しく働きかけるので、不調を感じた場合は早めの服用をおすすめします。

妊娠中の体調不良におすすめの漢方

・小半夏加茯苓湯(ショウハンゲカブクリョウトウ)
つわりがひどく、吐き気が収まらない時におすすめの漢方薬です。胃のムカムカによる気持ち悪さにも対応出来るので、吐き気を感じた際には効果的でしょう。しかし、あまり体力のない人だと使用を控えている漢方薬なので気を付けましょう。
【ブレンドされている生薬】
半夏(ハンゲ)
生姜(ショウキョウ)
茯苓(ブクリョウ)

・小青竜湯(ショウセイリュウトウ)
妊娠中の花粉症、鼻水が止まらないような風邪にはおすすめの漢方薬です。
他にも、鼻炎などでお悩みの妊婦さんにも効果的で、抗アレルギー作用、抗炎症作用によって緩やかに改善してくれます。
ただし、甘草(カンゾウ)を含む他の漢方薬と併用して飲むと、摂取しすぎによって偽アルドステロン症の副作用が出る場合があるので注意してください。
【ブレンドされている生薬】
麻黄(マオウ)
桂皮(ケイヒ)
芍薬(シャクヤク)
半夏(ハンゲ)
五味子(ゴミシ)
細辛(サイシン)
乾姜(カンキョウ)
甘草(カンゾウ)

・葛根湯(カッコントウ)
妊娠中の肩こりや頭痛でお悩みの方におすすめの漢方薬です。
風邪のときに良く知られている漢方薬ですが、鎮静作用によって肩こりや頭痛改善に使用できます。体調不良による鼻水等や喉の腫れなどにも使用できるので、妊娠中でも風邪の初期症状を感じたのなら、早めに試してみましょう。
【ブレンドされている生薬】
葛根(カッコン)
麻黄(マオウ)
桂皮(ケイヒ)
芍薬(シャクヤク)
甘草(カンゾウ)
大棗(タイソウ)
生姜(ショウキョウ)

・麦門冬湯(バクモントウトウ)
気管支系のトラブルにおすすめ出来る漢方薬で、咳が止まらない時に効果的です。喉の痛みが長引いてしまったり、痰が絡むような咳のときにも効果的です。
主に急性的な場合に使用されるものなので、咳が止まらないと思ったら早めに服用するようにしましょう。
【ブレンドされている生薬】
麦門冬(バクモンドウ)
半夏(ハンゲ)
人参(ニンジン)
粳米(コウベイ)
大棗(タイソウ)
甘草(カンゾウ)

・麻黄湯(マオウトウ)
風邪の初期症状のときに用いられる漢方薬です。熱はなくとも、悪寒や体の節々に痛みを感じた場合などにも有効になります。インフルエンザにも、初期の段階なら使用すると効果を出しやすくなります。
比較的体力のある状態での服用をおすすめしているので、必ず医師の相談の元服用するようにしてください。
【ブレンドされている生薬】
麻黄(マオウ)
桂皮(ケイヒ)
杏仁(キョウニン)
甘草(カンゾウ)

妊娠中に気を付けたい薬膳食材とは

お母さんのおなかの中で10カ月を過ごす赤ちゃんは自ら選んで栄養を取ることができません。胎盤とへその緒を通じてお母さんが食べたものが直接赤ちゃんの栄養になるため食べ物は非常に重要です。薬膳の考えから妊娠中は避けた方がよい食材をご紹介します。

アロエ

アロエには便通を良くする効果があるため体内の物を出す作用がとても強力です。便秘に悩む方にはうれしい効果ですが、妊娠中に沢山食べると流産を招く可能性が高くなってしまいます。栄養の面でみるとアロエの表皮部分には「アロイン」と呼ばれる成分が含まれていてこれを過剰摂取すると充血を起こしその影響で子宮が圧迫される為妊娠中は注意が必要です。

ただし市販のヨーグルトなどに入っているアロエは加熱されているためではアロインは含まれていません。あくまで生のアロエには注意が必要なため、アロエの刺身やデザートなどの取り過ぎに気を付けましょう。

センナ

デトックスや便秘に効果があるとしてお茶などで飲まれることが多いセンナはハーブの一種で独特の苦みが特徴です。女性にはうれしい効果がたくさんのセンナは便秘の際などにお茶として飲まれることが多いですが瀉下(くだす)作用が非常に強いため妊娠中には注意が必要です。

栄養学の面から見てもセンナに含まれる「センノシド」は子宮収縮を誘発する可能性が認められている為注意が必要です。妊娠中に取り過ぎると流産の可能性があります。

ウコン

生薬として月経痛の緩和などに効果があると言われているウコンですが妊娠中は注意が必要です。
瘀血(お血)を破散する作用が強く妊産婦には良くありません。さらにウコンに含まれる精油成分は子宮を収縮させる為早産の可能性がありますので避けた方が良いでしょう。

シナモン

お菓子やドリンクなどによく使われるシナモンですが、妊娠中は過剰摂取に注意が必要です。体を芯から温める作用が強いシナモンですが、身体に熱を溜め込みすぎると良くない妊娠中には避けたほうが無難です。

シナモンに含まれる「クマリン」という成分は大量に摂取すると肝機能を低下させ機能障害を起こすと言われています。同じくシナモンに含まれる「シンナムアルデヒド」は子宮を収縮させ流産のリスクが高くなります。

ハト麦

利水作用に優れているハト麦はむくみなどに効果があると言われハト麦茶などとしても親しまれています。しかし体の中の不純物などを出す作用が非常に強いため、妊娠中には控えておいた方がよいでしょう。

紅花

生理痛や生理が不順で来なかったり、産後の腹痛など婦人科系の症状の主な原因は血瘀(けつお・血の流れが滞ることでかたまりとなってしまうこと)にある場合、紅花はとても重宝されています。そのまま食べることは稀ですが、お茶にして飲むなどすると効果があります。

しかし逆にいえば、それだけ血のかたまりをほぐして血液の巡りよくし、それによって経絡の流れも活発にしてくれるため、日ごろから経血の量が多い人はさらに出血量が多くなってしまう可能性があり、妊娠中の紅花の過剰摂取には流産を促してしまうリスクもはらんでいます。

通常は良い効果を示す食材でも妊娠中は逆の良くない効果を示すものも多くありますので注意が必要です。