酔い止め代わりには漢方を

旅行に行っている際に、乗り物酔いをしてしまうと、せっかくの楽しい旅行も台無しになってしまいます。酔ってしまう原因は様々で、疲労、ストレスによって自律神経が乱れているからなど理由は人それぞれ変わっていきます。
この時に活躍するのは酔い止めですが、これを漢方で代用することで、自分の持っている自然治癒力を高め、体全体に働きかけてくれます。また、水分が体に溜まった状態になっており、気持ち悪くなる人もいますが、漢方ではそういった無駄な水分を排出しやすいように促してくれます。自分に合う酔い止め代わりの漢方を、ぜひ専門医に相談して探してみてください。

酔い止め代わりにおすすめの漢方

・五苓散(ゴレイサン)
基本的にはむくみ良いとされている漢方薬です。二日酔いや下痢、嘔吐などにも使用され、体が上手く水分を循環できていない場合に効果を発揮してくれます。
お腹がちゃぽちゃぽと音がして、これから乗り物に乗るという場合は試してみましょう。
【ブレンドされている生薬】
猪苓(チョレイ)
茯苓(ブクリョウ)
蒼朮(ソウジュツ)か白朮(ビャクジュツ)
沢瀉(タクシャ)
桂皮(ケイヒ)

・半夏厚朴湯(ハンゲコウボクトウ)
情緒不安定になったり、ヒステリーになったりと気持ちが焦ってしまったり、不安になって眠れないときにおすすめの漢方薬です。めまいを感じた場合にも使用できるもので、精神的疲労を感じている時の乗り物酔いにはこれが効果的です。
比較的よく処方される漢方薬でもあり、効き目もあり副作用がほとんどないので知っている方も多い漢方薬です。
【ブレンドされている生薬】
半夏(ハンゲ)
厚朴(コウボク)
茯苓(ブクリョウ)
蘇葉(ソヨウ)
生姜(ショウキョウ)

・半夏瀉心湯(ハンゲシャシントウ)
心も、体も正常にするためにコントロールしてくれる漢方薬で、ストレスによる胃もたれや食欲不振の時にも効果的です。ストレスで胃腸が弱っていると感じた場合は、酔いやすい状態になっているので試してみましょう。
ただし、甘草(カンゾウ)を含む他の漢方薬と併用して飲むと、摂取しすぎによって偽アルドステロン症の副作用が出る場合があるので注意してください。
【ブレンドされている生薬】
半夏(ハンゲ)
黄ごん(オウゴン)
黄連(オウレン)
人参(ニンジン)
乾姜(カンキョウ)
大棗(タイソウ)
甘草(カンゾウ)

・苓桂朮甘湯(リョウケイジュツカントウ)
立ちくらみやめまいに効果のある漢方薬で、めまいを感じる吐き気を感じている時にはおすすめ出来ます。めまいなどを感じる良いには効果的ですが、吐き気が強い場合には、五苓散(ゴレイサン)の方を試しましょう。
【ブレンドされている生薬】
茯苓(ブクリョウ)
蒼朮(ソウジュツ)か白朮(ビャクジュツ)
桂皮(ケイヒ)
甘草(カンゾウ)

・半夏白朮天麻湯(ハンゲビャクジュツテンマトウ)
体が弱っている方、胃腸が弱い方の酔い止めには、この漢方薬をおすすめします。体調が悪く食欲がわかない人など、消化機能の働きを高めてくれるのでそういった悩みの時にも試してみましょう。
【ブレンドされている生薬】
半夏(ハンゲ)
白朮(ビャクジュツ)
茯苓(ブクリョウ)
沢瀉(タクシャ)
天麻(テンマ)
人参(ニンジン)
黄耆(オウギ)
乾姜(カンキョウ)
陳皮(チンピ)
黄柏(オウバク)
麦芽(バクガ)
生姜(ショウキョウ)