漢方は自然の生薬(しょうやく)のいくつかを組み合わせたものです。

漢方製剤でおなじみのクラシエでも簡単レシピを紹介しています。

血圧が高めの人の簡単スープ

●材料

冬瓜…80g
皮をむいて3㎝角に切る

セリ…40g
3㎝に切る

昆布…5㎝
1時間ほど水に浸けておく

水…500㏄

●調味料

塩…少々

《作り方》

1.昆布を浸した水ごと鍋に入れ火にかける。
※沸騰直前に昆布を引きあげること。

2.冬瓜を入れて10分ほど煮たら、塩で味を調えてセリを入れれば完成です。

◆ポイント

昆布は”体内の痰”を解消する効果があります。
”痰”には脂肪の意味も含まれています

昆布に限らす海藻類を毎日摂ることで体内の脂肪を解消して、停滞も防いでくれる効果が期待できます。

ストレスを溜めやすい人の”主菜春菊と菊花サラダ”

寝つきの悪さからくるイライラにも効果があります。

●材料(2人分)

蓮根…80g
薄切りにして、さっとゆでる

菊花…2個
さっと洗い、花びらを軸からむしる

春菊…4本
柔らかい葉の部分

ほたて(刺身用)…2個
湯引きして水気をふき取り、1cm角に切る
塩、こしょうで下味をつける

●ドレッシング

オリーブオイル…大さじ2
バルサミコ酢…大さじ2
しょうゆ…大さじ2
にんにく…ひとかけら、みじん切り
砂糖…少々

《作り方》調理時間10分

1.皿に蓮根、菊花、春菊、ほたてを彩りよく並べる。

2.オリーブオイルでにんにくを炒め、バルサミコ酢を入れて少し煮詰める。
しょうゆ、砂糖を鍋に入れてひと煮たちさせたドレッシングをかければ完成。

◆ポイント

春菊と菊花がもつ辛味や香りは”気鬱を解き”、苦味や冷やす性質が”熱をとる”効果も期待できます。

イライラで体に熱を溜めてしまうときにも”主菜春菊と菊花サラダ”で体調を立て直して、落ち込みやすい気分も発散させましょう。

鼻づまりが気になる人の”主菜茹で鶏のラー油ソース”

●材料(2人分)

鶏の胸肉…120g×2人前

長ねぎ…60g
芯の部分はみじん切り、他の部分は千切り

しそ…4枚
千切り

●調味料

醤油…30cc
酢…15cc
ラー油…15cc

《作り方》
1. 水1000㏄に鶏胸肉、長ねぎの青い部分、生姜のスライス2枚ほどを入れ15分ほど茹でます.

2.器に長ねぎ、しそ、1の鶏肉をスライスして盛りつけます。
そして醤油・酢にねぎを和えたタレをのせます。

3.フライパンでラー油を熱して2にジュッとかけ、香りを立たせて完成です。

◆ポイント

しそには体を温める作用があります。
またしそがもつ香りは鼻の通りを良くしてくれます。

体温を温めて血流も良くして、鼻のスッキリする効果をあげましょう。

肌の痒み・諸症状が気になる人の”はと麦団子緑豆ぜんざい”

●材料(2人分)

・団子

はと麦粉…120g
白玉粉…10g

水少々で耳たぶの固さに練る

・緑豆ぜんざい

緑豆…45g、水洗い
水…450㏄
砂糖…45g
すいか…100g、一口大に切る
生姜…2g、千切り

《作り方》

1.たっぷりの沸騰したお湯に団子を入れます。
団子は浮かんでから2分ほど茹でて、その後すくって冷水で冷やします。

2.別の鍋に緑豆、生姜を入れ1時間ほど弱火~中火で煮て、砂糖で味を調えます。

3.お椀に1の団子と2緑豆ぜんざいを入れ、すいかをのせて完成です。

◆ポイント

中国で緑豆は初夏に「緑豆の煮汁」として飲んで暑気をはらう習慣があります。
そして夏の暑さは”肌トラブルの元”です。

夏が来る前に緑豆を摂って暑さによる肌の諸症状を予防・悪化させないようにしましょう。

旨味が詰まった薬膳スープの作り方

一緒に煮込むことで様々な食材の効果をいっしょに摂ることができる薬膳スープは材料を切って煮込むだけの簡単な工程も魅力です。体の芯から温まる、薬膳スープをご紹介します。

干ししいたけと手羽先のぽかぽか薬膳スープ

【材料】
手羽元…12本
干ししいたけ…7枚
にんにく…1かけ
しょうが…40g
干ししいたけの戻し汁
水…4カップ
しょうゆ…大さじ4
酒…大さじ3
みりん…大さじ3
長ネギ…2本
油…適量

【作り方】
1.干ししいたけを水に漬けて半日ほど置いてじっくり戻します。戻し汁は捨てずに取っておきましょう。戻したしいたけを半分にそぎ切りし、にんにくは包丁の背でつぶしておきます。
2.長ネギは1本は5㎝ほどの長さに切り、残りの一本はみじん切りにします。
3.油を入れた鍋を中火で熱し、つぶしたにんにくを入れ、香りが出てきたら手羽元を入れて両面にしっかりと焼き目をつけます。
4.手羽先に焼き色が付いたらしいたけの戻し汁と水、しょうがを入れて沸騰させます。
5.スープが沸騰したら、アクを取りながら長ネギ、しょうゆ、酒、みりんを入れ、弱火で1時間以上煮込んで出来上がりです。途中こまめにアクを取りましょう。

しいたけは干すことで旨味がギュッと凝縮されています。余計な出汁を入れなくても充分おいしいスープになります。しいたけとねぎ、手羽先はともに気血を巡らせる食材ですので冬の寒い時期に飲みたいスープです。ねぎとしょうがの体を温める効果でひき始めの風邪も撃退できます。

冬瓜と豚肉の夏バテ対策スープ

【材料】
冬瓜…300g(1/8個)
豚肩ロース…180g
しょうがのスライス…4枚
昆布…10センチ分
水…800cc
酒…大さじ1
鶏がらスープの素…大さじ1
塩コショウ…適量

【作り方】
1.冬瓜は皮とわたを取って食べやすい大きさに切ります。豚肉も食べやすい大きさに切り、フライパンで表面を焼き、余分な油をキッチンペーパーでふき取ります。
2.鍋に1と調味料を入れ、沸騰したらアクを取ります。火加減を中火に落とし、30~40分煮込みます。塩コショウをして味を調えて出来上がりです。

冬瓜は漢字だと冬という字が付きますが、実は夏の野菜です。冬までおいしく食べられることから冬瓜と呼ばれています。肺・大腸・膀胱に特に効果があります。体の熱を冷まし、余分な水分を排出してくれるため夏に食べたい食材です。体に必要な水分を増やし、不安感をとる働きもあります。

豚肉は体を潤し、乾燥を防いでくれます。気を補い、腎の機能を高めてくれます。

風邪に効果あり!ねぎとパクチ―のチキンスープ

【材料】
ネギ…2本(白い部分)
パクチ―…1束(少なければ2束)
生姜…スライス2~3枚分
卵…1個
チキンスープ…4カップ(鶏がらスープの素で代用可能)
塩・コショウ…適宜

【作り方】
1.生姜は良く洗って、皮付きのままスライスして千切りにします。ネギは4~5センチ幅に切り、パクチ―は2~3センチ幅に切ります。
2.鍋にチキンスープ、生姜、ネギを加えて沸騰させます。具が柔らかくなったら塩コショウで味を調えます。
3.最後に溶き卵を入れて、ふんわり表面に浮いてきたら火を止めて出来上がりです。器に盛り付けてパクチ―をたっぷり乗せて出来上がりです。

パクチ―はデトックス効果があり、体の中の毒素を排出してくれます。ねぎとしょうがで体が温まる、身近な食材でできる風邪に効く薬膳スープです。スープとともに柔らかく煮たお粥や水分をしっかり摂るようにしましょう。