突然訪れるズキズキとした痛みやずんと重いような痛みなど頭痛はさまざまな状況でおこります。集中力を奪うほどのその痛みを改善する鎮痛剤を飲む前に薬膳で緩和させてみましょう。身近な食材でできる頭痛のタイプ別の薬膳をご紹介します。

頭痛のタイプ「肩こり系」と「神経系」

精神的や肉体的なストレスがたまることにより、肩や首回りの筋肉が凝り固まって血流の悪化や筋肉の圧迫からくる頭痛を「肩こり系の頭痛」と分類します。

もうひとつは自立神経の乱れから、頭部などの血管が広がることでその拡張された血管が脳の神経などに触れることが痛みに繋がる頭痛でこれを「神経系の頭痛」と呼びます。

この二つ、一見どちらもずつですが、入浴して温まることで簡単に判断することができます。入浴して頭痛がひどくなった場合その頭痛は「神経系の頭痛」です。温まって血流がよくなったことで拡張した神経がさらに神経に触れて頭痛が悪化してしまいます。

一方で入浴によって頭痛が改善した場合は「肩こり系の頭痛」ということになります。入浴で温まることによって肩こりが解消し、頭痛も落ち着いてきます。

肩こり系の頭痛に効果がある食材

肩こり系の頭痛では体が冷えることで肩が凝ったり血行が悪くなるため、体を中から温める食材を取ることが効果的です。体の中の気と血の巡りと良くする食材を「理気活血の食材」と呼びます。

理気の主な食材は米麹、エシャロット、玉ねぎ、ピーマン、グレープフルーツ、シークワーサー、すだち、みかん、柚子、鮭、酒、白ワイン、赤ワイン、などがあります。

活血の食材は黒米、紅麹、黒砂糖、黒豆、納豆、カカオ、栗、オクラ、クレソン、玉ねぎ、チンゲン菜、なす、にら、パセリ、みょうが、レタス、いわし、うなぎ、かたくちいわし、鮭、さば、さんま、ししゃも、牛肉、甘酒、酒、焼酎、酒粕、サフラン、酢などがあげられます。

いかとセロリの炒めもの

【材料】
いか…1パイ
セロリ…大1本
クコ…5g
生姜…5g
長ネギ…15cm
中華スープ…大さじ1
水溶き片栗粉…大さじ1
ごま油…小さじ1
塩、こしょう…少々
長ネギ…15cm
いかの下味
塩、胡椒、ごま油、片栗粉 各少々

【作り方】
1.いかは胴と足を外し、内臓と背骨を取り除きます。45mm幅の筒切りにして下味の調味料をもみ込んでおきます。
2.セロリは5mm幅にスライスします。生姜は薄くスライスし、長ネギは斜め薄切りにして準備します。
3.中華鍋を熱してごま油を入れ、長ネギ、生姜を入れて、焦げないように香りを十分に出してから水分を良く拭き取ったいかをを入れて炒めます。
4.いかの色が変わる程度に炒めたらセロリとクコを入れてざっくり混ぜ、中華スープ、塩、胡椒で調味し、水溶き片栗粉でとじて最後に香りのごま油を回しかけて出来上がりです。いかは炒めすぎると固くなるためざっと色が変わる程度に炒めましょう。

セロリは気の高ぶりを緩和してくれ、気持ちを落ち着けたくれます。イカは肝に働きかけ、貧血やめまいにも良いとされ、気も高めてくれるため頭痛を鎮めてくれます。

クコの実は血行を良くしてくれるため、肩こりの改善に効果があり、肩こり由来の頭痛の緩和も期待できます。